塗装工事中の洗濯はどうすればいい
塗装期間中の素朴な疑問の一つに、塗装工事中の洗濯や洗濯物をどこに干すか、といった問題が挙げられます。塗装工事は、一日では終わりませんし、足場や養生もそのままです。
それでもいつも通り生活しなければなりません。今回は、塗装工事中の洗濯物の取り扱いなどについて参考になる情報を提供していきます。
塗装工事中は外に干さないほうがいい
ご家族がいて、お子さんが多い場合は、毎日の洗濯と洗濯物の量が大量にあるはずです。
太陽光にも当て、早く乾くように、洗濯物は外干しがいいと思いますが、外に干すと作業中に必ず塗料が飛び散りますので、風で飛ばされた塗料が洗濯物についてしまったり、臭いが取れなくなってしまったりします。
塗料の臭いは人間にとっては不快です。一度ついた臭いはなかなか取れないことが多く、大切な衣類や布団なども廃棄して買い替えなければならなくなるでしょう。
そのようなことがないように、塗装期間中は、洗濯はできても、洗濯物は室内で干すようにしましょう。
コインランドリーを活用
都会だけではなく、田舎やロードサイドにも駐車場付きの大型のコインランドリーが増えています。
塗装工事期間は、10日~2週間ほどです。何日分かの衣類をまとめてコインランドリーで洗ってしまいましょう。洗濯だけではなく、しっかりと乾燥できますし、大量の衣類も大型のコインランドリーだからこそ、まとめて洗うことができます。
乾燥もコインランドリーでできるので、塗料の臭いがつく心配もありません。
ただし、コインランドリーを利用すると料金がかかります。自己負担で1回1000~2000円前後の費用がかかりますが、塗装業者に請求することはできません。
夜干しは可能
塗装作業は、必ず日中に行われます。夜間に塗装作業をすることはありません。そのため、塗装作業を実施した日以外であれば、夜間に屋外に干すことができます。
風向きや干す場所には注意し、塗装箇所から遠い場所に干すといいでしょう。例えば、反対側のベランダ・バルコニーなどです。
洗濯物を夜干しする場合は、塗装職人にも夜間に洗濯物を外に干すことを伝えておきましょう。
乾燥時間などもありますので、早めに塗装作業を進めてもらえることもありますし、汚れにくいように丁寧に養生してもらえることがあります。
洗濯物が汚れてしまった場合でも、塗装業者が加入する保険が適用されることが多く、ご自身の洗濯物だけではなく、ご近所の方の洗濯物の汚損についても保険金で弁償されます。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。