ベランダ塗装の工法と種類

2020年04月04日

 ベランダ防水 裾野市

 防水工事は大変重要です。屋根や外壁は定期的に塗装工事していますが、ベランダやバルコニーにも防水工事が必要です。適切な防水工事をやっていないと、雨漏りの原因にもなることがありますので、今まで考えたことがなかった人も、この機会に正しい知識を知っておいてください。


忘れていませんか?ベランダ防水工事

 戸建て住宅は、注文住宅でも建売住宅でも、新築時には必ずベランダに防水施工が施されています。そうした事実を知らずに、10年や20年経過した後にベランダが主な原因となる雨漏りの発生に悩まされている方が多いようです。

 ベランダ防水が適切に機能している場合は、雨が入り込んでもベランダの床材に雨水が染み込むことはありません。スムーズに排水されている限りは、雨漏りの心配はない、と考えてください。

 しかし、防水施工には、耐用年数がありますので、建物が古くなって、ベランダにもすぐに水たまりができたり、表面にひび割れが発生したりしている場合は、防水工事をやり直す必要があるでしょう。


ベランダによく施工されている3種類の防水工事

 ベランダには、主に3種類の防水工事が施されています。ここでは、その3つを簡単に紹介していきます。

・FRP防水

 FRP防水は、工期が1~3日と短く、耐久年数は10~12年もあります。施工単価は、1平米あたり5000~7000円ということもあり、比較的採用されやすい防水工事です。

 強度が強く、長持ちするので、新築時にはよく採用されています。軽量で強度があり、物置や植栽などを設置する場合でも高い耐久性を維持します。塗膜による防水ですので、継ぎ目がなく防水性も高めです。しかし、紫外線に弱く、ひび割れしやすいので、定期的なメンテナンスが必要とされています。

・ウレタン防水

 防水施工のやり直しやメンテナンスでよく実施されているのが、ウレタン防水です。工法にもよりますが、比較的安価(1平米あたり4000~7000円)で、工期も一週間以内です。密着工法ならどんな場所にも施工できるため、メンテナンス時によく採用されています。

 耐久性は、10年程度ですが、通気緩衝工法によるウレタン防水なら、15年程度の耐久年数になり、雨漏りがひどい箇所にも防水施工が可能です。複雑な形状のベランダや凸凹の多い床面、雨漏りしたベランダにはおすすめの防水工法です。

・シート防水

 ゴムシートや塩ビシートを敷いて施工する防水工法です。すでにメーカーで製造された安定した高い品質のシートを使用しますので、防水工事の仕上がりにムラが出ません。耐用年数は、10~15年と長めで、施工単価は1平米あたり5000~8000円、工期は、3~7日間です。

 シート防水は、ゴムシートよりも塩ビシートのほうが、分厚く耐久性が高くなっています。耐久性を重視し、広いベランダに施工するなら、シート防水がおすすめです。

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