新型アクリル塗料「ピュアアクリル」塗料の正体

2020年08月02日

外壁塗装 御殿場市

 アクリル塗料といえば、耐久年数が3~5年程度の耐久性の低い塗料として知られています。過去には、ウレタン系やシリコン系の樹脂塗料が登場するまでは、アクリル樹脂の塗料も使われていました。しかし、耐久性能が低いことや、上位グレード塗料の単価や施工コストが下がったことから、アクリル塗料は使われなくなりました。

 しかし、最近になって新しい技術を駆使した「ピュアアクリル」塗料が登場し、シリコン系塗料よりも性能がよくなっています。まだ、登場して間もない塗料ですが、次の塗り替えでは検討してみてもいいでしょう。


耐久性が大幅に向上したピュアアクリル塗料

 アクリル塗料は、塗料の歴史の中では有名で、過去にはよく使用されてきたようです。しかし、5年程度で塗り替えが必要となることから、塗装後のメンテナンスの手間や再塗装費用がネックとなり、耐久年数の長い塗料が登場するにつれて、アクリル塗料は使われてなくなりました。

 新型アクリル塗料にもいくつかの種類があり、ピュアアクリル以外にも「パーフェクトトップ」と呼ばれるアクリルを使用した「ラジカル制御形塗料」も登場しています。ピュアアクリル塗料は、耐久年数も15年以上あり、フッ素塗料と同等の耐久性を持つと言われています。


ピュアアクリル塗料

 純粋なアクリルは、とても耐久性が高い物質です。外壁塗装で使われてきたアクリル塗料は、純度が低かったために、耐久性が低くなっていました。低耐久性のデメリットを解消するために、オーストラリアのアステックペイント社は、不純物を取り除いた新型のピュアアクリル塗料を開発し、販売するようになりました。

 アステックペイントのピュアアクリル塗料は、アクリル樹脂の隙間にポリカーボネート樹脂が配置され、大幅に耐久性を高めることに成功しました。ピュアアクリル塗料は、耐久年数が15年以上あり、外壁用だけではなく、屋根用の製品もラインナップされています。

 さらにIRタイプは、遮熱性能を持っており、太陽光を反射して、熱を室内に伝えないようにし、夏場の室温の上昇を抑えることができます。アステックペイント製のピュアアクリル塗料は、ツヤ有や3分ツヤなどのツヤのタイプが選べるようになっています。


外壁用ピュアアクリル塗料は高弾性

 外壁用のピュアアクリル塗料は、弾性が高く、地震や大型トラックの通行程度の揺れでは、クラックが発生しにくくなっています。ピュアアクリル塗料の伸縮率は、600%もあり、乾燥した状態でも揺れによる動きに追従することができるからです。

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