FRP防水って何?

2020年12月02日 カテゴリー:ブログ

塗り替え 裾野市

 FRPとは、繊維強化プラスチックのことです。英語では、Fiber Reinforced Plasticsとなります。新築住宅では最も採用実績のあるFRP防水です。安価なウレタン防水とよく比較されますが、FRP防水は、総合的に考えて選んでも安心できる防水施工法です。


耐久性の高いFRP防水

 新築時のベランダにも防水施工が施されています。多くのケースでは、耐久性の高いFRP防水が選ばれています。FRPは、繊維強化プラスチックの略ですが、プラスチックにガラス繊維の強化剤を施し、強度を補強したプラスチックのことを指してそう呼んでいます。

 FRPは、耐水性が高いうえに、強度も高く、ちょっとした衝撃でもひび割れしたりすることはありません。屋根の防水や自動車のパーツなどでもよく活用されています。屋上陸屋根の床やベランダの防水施工でも、FRP防水が数多く採用されています。

 FRP防水が、ベランダや屋上に最適な理由は、軽量なうえに、衝撃や摩耗にも耐えうる強度を持ち合わせているからです。塗り重ねていくので、継ぎ目がないのも防水目的には向いています。

 しかし、大きな揺れの地震が起こった場合には、逆に硬い防水面が割れてしまうことがありますので定期的な点検とメンテナンスが必要となるでしょう。
FRP施工費用の目安は、1平米あたり6000~8000円です。


ウレタン防水との違い

 FRP防水は、塗膜防水の一種です。防水塗料を塗って何層もの防水層を作っていきます。同じような塗膜防水の仲間には、「ウレタン防水」があります。ウレタン防水は、軽量で取り扱いが簡単な塗膜防水ですが、乾燥時間が長く、塗りムラが発生しやすいというデメリットがありました。

 逆にFRP防水は、硬化が速く、乾燥時間が短いため、施工期間が短くて済みます。仕上りがきれいになるのもFRP防水です。軽量で強度がありますので、塗装後も人や車両が通ったり、物置や植木鉢などを設置したりするのに適しています。


メンテナンスを行う必要があるFRP防水

 FRP防水のメンテナンスは、耐久性が10年程度ですので、5年に一度行うようなケースがほとんどです。FRP防水のメンテナンスでは、トップコートの塗り替えが行われています。トップコートを定期的に塗り替えることで、防水層を保護し、紫外線による劣化症状を遅らせます。

 トップコートには、グレーの塗料が塗られることが多くなっています。また、塗膜が剥がれていたりすると、補修目的でトップコートを塗り替えることがあります。トップコートの塗り替えは、ウレタン防水でも同様に行われています。トップコートの塗り替え費用は、1平米あたり2000~2200円です。

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