つやありとつやなし塗装、どっちがいい?

塗料選びでは、艶の選択もとても重要です。
というのも、艶のあるなしだけではなく、希望の光沢や艶の程度まで選ぶことができるからです。
今回は艶の選び方と注意点などについて解説していきます。
艶があるとピカピカした感じになる
外壁塗装では、色の選択以外にも艶の選択も大切です。どのような仕上げを希望するのかによっても艶の程度の選択が変わっていきます。
艶がある仕上げとは、新築時のようなツヤツヤ、ピカピカした感じです。「グロス仕上げ」といえば艶あり仕上げのことになります。
逆に艶を抑えた仕上げを希望するなら、光沢がなく艶を抑えた「マット仕上げ」といった表現ができます。
外壁塗装で艶がある、という意味は、光の反射のことです。光を当てて、どの程度の光が反射されるのかはグロス値といい、%で表現できます。
外壁塗装の艶は5段階
外壁塗装の艶は5段階に分けて表現できます。
艶なしと艶ありの間は、3分艶、5分艶、7分艶です。数値が多いほど艶が出ているということです。
艶ありでも光の反射率は70%以上です。艶消しは5%以下、3分艶は10~20%です。
数値だけを見てもわかりにくく感覚的なものもありますので、実際に色見本やサンプルを見て艶の程度を確認したほうがいいでしょう。
艶消しは耐久性が劣る場合がある
艶がある塗料のほうが耐久年数が長い理由は、多くの艶消し塗料は艶を消すために艶消し剤を添加し、性能を下げてしまっていることが多いからです。
艶がもともとある塗料は、表面がツルツルしています。艶消し剤を添加し、凹凸が出ると艶がなくなります。
れがつきやすくなると、耐久性が低下し、耐用年数が短くなることがあるので注意が必要です。
艶消し剤を添加した塗料は、通常の艶あり塗料に比べて1~3年ほど耐久年数が短くなります。
艶消し塗料を選ぶケースとは?
多少のデメリットを考慮しても艶消し塗料を選ぶ場合は、和風建築の塗装、高級感、落ち着いた感じを求めている方になっています。
もともと艶消しが似合う建物も存在し、特に和風建築は艶消しが一般的ですし、建物にクラシックなイメージを求めている方にも最適です。
塗装直後から艶がないので、経年劣化が進行しても、見た目の変化も少ないのでいつまでもその風合いや雰囲気を味わうことができるでしょう。
高い耐久性や新築時のようなピカピカした感じを外壁塗装に求めるなら、艶消し塗料よりも艶あり塗料を選んだほうがいいでしょう。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。