DIYで行う外壁塗装が危険な理由

DIYが流行し、個人やご家族で家具を作ったり、マイホームの修理をしたりするケースが増えています。
ところが、塗装作業に関しては、日曜大工の知識や経験では不十分で役に立たないことがあります。
今回は、DIYで行う外壁塗装がなぜ危険なのか、について解説していきます。
使用する塗料が違う
ホームセンターで販売されているような家庭用の塗料は、プロや専門業者が使う業務用塗料と異なり、性能や機能が制限されていたり、安全性を考えて水性塗料が中心になっていたりします。
塗装のプロが使用する塗料は、高い耐久性や耐熱性を備えています。メーカーから直接入手できる信頼の高い製品を使っています。
塗料の保管や取り扱いなども法令を遵守できる職人でなければ、塗料の高い性能を十分に発揮することはできないでしょう。
使用する塗料の差が耐久性能にも反映されますので、塗料選びには十分に注意しなければなりません。
下地処理が甘いと塗装後に不具合が生じる
下地処理は、塗装前の重要な作業工程です。使用する塗料と下地に対応した適切な下地処理が行われています。
下地処理は、手作業も含まれますので、技術と経験の両方が要求されます。
鉄部の錆びもサンドペーパーやサンダーなどの電気工具を使って丁寧に除去していきます。
ケレンや塗装面の目荒しなどの作業も実際の作業経験がなければ、どの程度の傷をつければいいのかがわからないでしょう。
使用する道具も業務用になり、プロが使用する道具は取り扱いが難しく、慣れた人でないと上手く作業できないことがあります。
プロの道具は高価で入手しにくい
外壁材の種類も増えています。モルタルやコンクリート以外にもサイディング、ALC外壁、金属製の外壁材なども登場していますので、それぞれに使用する道具が異なり、当然ながら、作業内容にも違いが生じます。
専門知識や実務経験を持つプロの塗装業者なら、ホームセンターでは入手できないような高価で高い性能を持つ道具を使用します。
DIY塗装で使う道具は、新たに購入するわけではなく、レンタルなどになるのかもしれません。取り扱いが難しいことから、DIY目的でプロの道具を使用するのはやめたほうがいいでしょう。
塗装作業は一定水準以上の技術と経験が必要
塗装作業は、下塗り、中塗り、上塗りの三度塗りを基本としています。
乾燥時間も必要ですので、この作業のうちどの作業であっても省略するようなことがあると、塗膜の性能や耐久性が十分に発揮できないことがあります。
塗装工事の多くは水性ではなく油性塗料を使用しています。刷毛を使った塗装もプロが使う道具は品質が高く高価です。
取り扱いも難しいことから、DIY塗装では、家庭用の塗装の道具を使用するしかありません。
外壁塗装をDIYでする場合は、全面的な外壁塗装工事は避け、部分補修や素人でも補修しやすい箇所に限定して行うのが無難でしょう。
一見簡単に見える外壁塗装ですが、プロだからこそ、無難にスムーズに作業できているということを覚えておきましょう。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。