進化する最新の光触媒塗料

外壁用塗料の中でも高価で機能性が高い塗料といえば、「光触媒塗料」です。
光触媒作用によるセルフクリーニング機能は外壁材を長持ちさせるだけではなく、汚れを予防し美観を保つ働きを持っています。
さらに最新の光触媒塗料は以前のデメリットも解消されており、検討するに値する塗料です。
光触媒塗料は機能や性能を見ると確かに優れた塗料
光触媒塗料は、光をエネルギーとし、酸化チタンなどの触媒が化学変化を起こし、セルフクリーニング機能が発揮され、外壁材表面を美しく保つ効果がある優れた塗料です。
親水性も高いので、汚れがつきにくいだけではなく、降雨時には雨水が汚れを洗い流します。
耐久性も大幅にアップしており、光触媒塗料の耐用年数は、16~22年もあり、フッ素塗料よりも長持ちする場合があります。
光触媒塗料の施工単価は、1平米あたり3800~5000円で、平均的な戸建て住宅なら100万円を超える塗装工事費用になるでしょう。
最新の光触媒塗料を選ぶ
光触媒塗料は、大手メーカーは販売していないので、塗料の種類の中ではマイナーな存在になってしまいます。
従来からある紫外線を使った防汚作用が基本の紫外線型の光触媒塗料は、太陽光が当たらない場所では、セルフクリーニング機能などが十分に発揮できないことがあります。
近年では、紫外線型の光触媒塗料を改良した「可視光型」が登場し、紫外線を必要とせず、自然光が当たっただけでもしっかりと防汚作用が発揮できます。
できるだけ改良された光触媒塗料を選んだほうがいいので、必ず「可視光型」かどうかを確認してください。
光触媒塗料はまだ新しい塗料です。期待する耐久年数が過ぎる前に何らかの事情で劣化し、塗り替えが必要になることもあります。
その他の光触媒塗料選びのポイント
光触媒塗料は、セルフクリーニング機能による高い防汚作用の他にも優れたメリットがあります。
光触媒作用では、他にも空気清浄効果が期待できます。外壁などに塗装すると塗料の性能の一種「ハイドロテクノ」技術により周囲の空気を浄化していきます。
また、耐久性が高い塗料の中でも光触媒塗料は水性が多いので、臭いが少なく、人体・環境などへの影響を最小限に抑えています。
デメリットは少なく、塗装業者の技術力が低いと塗料の性能が発揮できないことがあります。定められた色や工程の指定が多く、施工時の自由度が少ない塗料ですが、施主にはあまり関係のない問題であると考えてください。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。