ローラー塗装と刷毛塗り塗装の違い
外壁塗装では、塗装方法にもさまざまな手法があり、塗料の種類や場所に応じて、さまざまな手法を使い分けながら、丁寧に塗分けられています。
ここでは、一般的なローラー塗装と刷毛塗装の違いや使い分けなどについて解説していきます。
外壁塗装では3種類が主に使用されている!
外壁塗装で使用されている塗装方法は、ローラー塗装の他に、刷毛(はけ)塗装と吹き付け塗装があります。外壁塗装で主流となっているのは、ローラー塗装です。
ローラー塗装は、塗料の飛び散りが少なく、技術がそれほどない職人でも取り扱いやすく失敗の確率を大幅に減らすことができます。丁寧に塗れば、厚く塗ることができ、塗料を無駄に使用することもありません。
塗膜の厚さを均一にするためには少し技術が必要ですが、経験を積めばさまざまな毛足の長さのローラーを使い分けて、美しく、均一に色ムラのない塗膜が完成します。ローラー塗装は、吹き付け塗装に比べると、作業時間がかかることがデメリットとして考えられます。
ローラー塗装しにくい箇所は刷毛塗装が行われている
ローラー塗装は、塗料の無駄が少ないうえに作業効率もそこそこよく、外壁塗装工事などの広い面積の塗装面に塗装する際に、一般的に使用されている塗装方法です。しかし、細かい箇所や複雑な形状をした塗装面では、刷毛塗装が行われています。
刷毛塗装は、狭い場所の塗装に適しており、塗り忘れ箇所にもよく使用されています。また、補修箇所があれば、補修後に刷毛塗装で部分的に塗装することが可能です。刷毛塗装は、塗装面積の広い箇所の塗装には不向きです。塗りムラが生じやすく、きれいに塗るためには、高い技術力が必要です。
また、よく注意していないと塗膜面に刷毛の毛が混入し、跡が残ってしまうことがあります。刷毛塗装は、ローラー塗装よりも技術力が必要で、塗りムラができやすいので、塗装経験が豊富な職人が担当することが多くなります。
ローラー塗装に使われる道具もたくさんあります。外壁塗装では、均一に塗りやすい羊毛ローラーがよく使用されています。一度にたくさん塗りたいときは、塗料をたくさん吸う砂骨ローラーが使用されています。
昔ながらの塗装業者や塗装職人は、刷毛塗り仕上げにこだわりを見せるところもあり、最終的な塗装の仕上げには、刷毛塗りが行われることがあります。
刷毛の材料も、馬の毛、豚の毛、羊の毛、山羊の毛、棕櫚(しゅろ)などの植物繊維の他、ナイロン繊維なども使用されています。その他、細かい箇所や破風板、雨樋などの細かい付帯部分は刷毛で塗装されています。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。