塗装工事はやっぱり足場が基本!

2020年06月01日

外壁塗装 御殿場市

 足場にもグレードや種類がありますが、それだけに塗装現場に合わせた適切な足場を選ぶ必要があります。騒音発生やケガのリスクをできる限り減らすためにも、現場に合わせた足場の種類を知っておきましょう。


安全面を重視した足場

・大規模な建築現場

 本足場(支柱式足場)は、足場の中でも最も採用例の多いものです。クサビ式と枠組み足場があります。支柱が二列あるため、職人が水平な場所で安定した塗装作業ができます。歩きやすく、落下事故が少ないという特徴があります。

 本足場は、主に大規模な建築現場で使用されており、軽量で十分な強度があり、組み立てや解体もスピーディーに行うことができます。

・低層住宅やスピーディーな作業が必要な場合

 一側足場と呼ばれ、支柱が一列になりますが、足や資材を載せる場所を確保しながら、安全な塗装作業が可能です。ピケ足場やクサビ式足場とも呼ばれています。

 塗装工事では、ピケ足場やクサビ式足場が一般的で、中層建築物にも一側足場がよく利用されています。敷地が狭い狭小地、複雑な形状の建物などにも対応でき、ハンマー一つでスピーディーに組み立てや解体が可能です。


地上で足場を組むことができない現場

 吊り式足場は、地上で足場を組むことができない、橋の裏側の工事や点検などで採用されている足場です。その名のとおり、上から足場を吊って足場を支える構造です。

 足場を設置する地面がなくても問題ありませんが、事故のリスクが高まりますので塗装作業時だけではなく、設置時や解体時にも細心の注意を払う必要があるでしょう。


住宅密集地で使用する足場

 張出し式足場と呼ばれる足場があります。建物の内側の支柱から斜材で外側の支柱をつないでいます。その支柱と張り出し材を取り付けて足場を組んでいきます。住宅密集地では、隣の建物と施主の建物とのスペースが狭くなっており、通常の足場を組むことができないからです。

 また、軒先の上に支柱を伸ばす場合にも、張出し式足場が活用されるケースがあります。張出し足場は、特殊な構造をしており、設置に際しては現場での緻密な計算が必要です。組み立て時や解体時以外にも、足場を使用しているときでも、慎重な取り扱いが要求されます。


戸建て住宅の塗装では単管足場が多い

 戸建て住宅の外壁塗装工事では、主にピケ足場の他、単管足場がよく使用されています。単管は、鉄パイプを支柱にしたものです。単管足場は、コストが安く、設置の手間もあまりかからないというメリットがあります。さらに狭い場所にも対応できることから、戸建て住宅が多い住宅街では設置しやすい足場です。

 設置に必要な十分なスペースがある場合は、ピケ足場が選ばれています。安全性はピケ足場のほうがよいとされていますが、コストパフォーマンスの問題から、低コストの単管足場が採用されることがあります。必要な安全性がしっかりと確保されていれば、単管足場でも質の高い塗装作業が可能です。

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