塗装するのに資格は必要?

2021年04月02日 カテゴリー:ブログ

外壁塗装 御殿場市

 資格の有無が塗装の仕上がりに影響することがあります。資格や許認可は必要最低限の質を維持しているという塗装業者のアピールにもなっています。塗装業者選びでも資格や許認可を確認しながら、優良業者選びを行うようにしましょう。


資格が不要な塗装業

 塗装業は、資格なしでも開業可能です。そのため、初めての方や塗装作業が未経験の方であっても、塗装業を始めることができます。手軽に始められますが、求められる技術は高く、危険度の高い仕事です。職人一人で塗装業を始めることもありますが、多くは、何人かで会社を作って塗装業を始めます。

 数十年以上の経験年数があれば信用度は増しますが、社歴の浅い会社の場合は、資格や許認可を取り、信用の高い塗装業者であることをしっかりとアピールする必要があるでしょう。


塗装業でよく見かける資格や許認可

 許認可では、「塗装工事業許可」が一番よくみられます。資格では、国家資格と民間資格があります。国家資格では、塗装技能士、塗装科・職業訓練指導員、有機溶剤作業主任者、足場組立作業主任者、石綿(アスベスト)作業主任者などが信頼できます。それ以外の民間資格は、業者選びの参考程度にみておけばいいでしょう。例、外壁診断士や外壁塗装マイスターなど。


塗装技能士について

 国家資格の中でも実務経験が必要な塗装技能士は、塗装業者や職人の質を見極めるうえでとても大切な資格です。塗装技能士には、一級と二級があります。二級塗装技能士は、実務経験は2年以上必要です。都道府県知事認定の資格です。また、実務経験がない場合は、職業訓練校に通って取得する方も多く、これから塗装業を始める方、塗装業界を目指す方には最適な資格です。

 一級塗装技能士は、塗装業に関する実務経験が7年以上も必要です。厚生労働大臣認定の国家資格です。合格率も50%程度にまで下がり、実技と学科の試験があるので、少し難易度の高い資格になっています。二級を取得していれば、2年の実務経験を積んで受験できます。


塗装工事業許可について

 塗装業を営むにあたり、10年以上の塗装業としての実績が必要です。5年ごとに更新があり、許可要件を満たしていない場合は、許可がおりないことがあります。当然ですが、法律に違反したことをやってしまうと許可が出ません。本社が1つだけなら都道府県知事許可になりますが、2つ以上の都道府県区域内に営業所がある場合は、国土交通大臣許可になります。

 塗装業や塗装技能士などは、一定の基準を満たしたことを国が認めており、一定以上の経験年数も必要であることから、信頼の高い資格・許認可であることがよくわかります。

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