雨樋が壊れる原因は

2021年09月13日

雨樋修理 小山町

 住宅のメンテナンスでは、一般の方が気づかない各箇所についてもよく確認する必要があるでしょう。例えば、雨樋(あまどい)です。ここでは、雨漏りの原因にもなる「雨樋の破損」について解説していきます。


雨樋の破損は見つけにくい

 雨樋が雨漏りの原因にもなることがありますので、そのメンテナンスや修理についても将来の予算に組み込んでおく必要があるでしょう。雨樋は、住宅設備においても重要な箇所になりますが、耐久年数があり、20~25年程度で交換しなければなりません。

 放置すると、破損した箇所や穴が開いた箇所から雨漏りが発生し、建物を傷める原因にもなってしまうからです。雨樋の破損状況はわかりにくいので、専門業者に定期点検をやってもらう必要があります。


築10年で多い雨樋の不具合事例

 雨樋が破損するケースを除き、築10年程度で多くなる不具合事例についてもご紹介します。植栽や森林の多い地域では、落ち葉やゴミなどが、雨樋や集水器に溜まり、「詰まり」を生じさせ、雨水がきちんと流れずに、軒天や外壁を伝って屋内に雨水が浸入する原因にもなってしまうようです。

 こうしたケースでは、雨樋や集水器部分の丁寧な清掃作業が必要となります。簡単な清掃作業ですが、忘れていると、建物内部が腐食したり、傷んだりします。危険の多い高所作業なら専門業者に清掃を依頼してもいいでしょう。


ひどい症状になると雨樋も歪曲し破損する!

 雨樋の素材は、プラスチック材や板金材などです。軽量で高い耐久性はありますが、突風や大雪、雹などの被害や重みにより、雨樋が歪曲したり、風で飛ばされたり、雹で穴が開いてしまったりすることがあります。雨樋が歪曲すると、雨樋に集まった雨水が一定方向に流れなくなってしまい、水が溢れて雨樋が正常に機能しなくなります。

 また、朝昼、夏冬の気温の差による素材の伸び縮みにより、雨樋は経年劣化しちょっとした衝撃でも破損しやすくなっていきます。こうした理由から、雨樋の定期的な点検と交換工事が必要となります。


火災保険が活用しやすい雨樋修理工事

 雨樋修理工事は、火災保険を適用しやすく、自己負担をできる限り少なくして修理工事ができることがあります。雨樋の部分交換修理は、数千円~数万円で済みます。清掃作業も1~3万円程度です。しかし、雨樋を全て交換する場合は、15~60万円の高い費用がかかります。

 損害額が20万円以内なら免責となる火災保険が多く、その場合は自己負担で修理することになりますが、それ以上費用がかかるようなら、必ず火災保険を適用して雨樋の修理工事ができるかどうかを、保険会社や修理業者に確認するようにしましょう。

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