紫外線に強いUV塗料のメリット・デメリット

2020年10月04日 カテゴリー:ブログ

外壁塗装 小山町

 紫外線による経年劣化にも要注意してください。屋根塗料や外壁塗料にも、紫外線に強いUV塗料が存在します。今回は、UV塗料についてのご紹介とメリットとデメリットを解説していきます。


太陽光や紫外線は外壁の経年劣化の主要因

 外壁の経年劣化で多いのが、外壁に白い粉が出るチョーキング現象です。塗料に含まれている顔料の経年劣化現象のことですが、顔料を使用している樹脂塗料ならどんな塗料にも見られる経年劣化現象です。チョーキング現象を放置すると、ひどくなって塗膜のひび割れや剥がれ現象が起きます。

 チョーキング現象と同様によく見られる劣化現象が、塗料の色あせです。太陽光がよく当たる場所や日影が出来ている表面なら、まだら模様になってしまったりと塗膜の色あせはいろいろな症状となって生じます。また、太陽の紫外線は、塗膜以外にも、サイディングの継ぎ目に使われているコーキング材もひび割れさせてしまいます。


紫外線に強いUV塗料のメリット

 塗料の中では、紫外線に強いUV塗料がおすすめです。外壁塗装でも、例えば、大手の日本ペイントからは、「UVプロテクトクリアー」が登場しており、高い人気があります。こうしたUVクリア塗料は、色がなく透明ですので顔料を含んでいません。顔料を含まないので、チョーキング現象も発生しにくくなるというメリットがあります。

 今ある外壁のデザインや色を保護する効果が高く、コーティングとしての役割を担っています。例えば、石材調、タイル調、レンガ調などのデザインが施されたサイディングボードなどにも最適で、味わいのある自然の風合いがいつまでも長持ちします。

 UVクリア塗装は、2回塗りでも十分で、使用する塗料の量も少なくなり、安価な塗装費用になります。しかし、3回塗りを推奨する塗装業者もいますので、塗り回数が少ない場合は、その理由を聞いてみてもいいでしょう。


UV塗料のデメリット

 万能に見えるUV塗料にもいくつかのデメリットがあります。すでに劣化症状がひどくなった箇所が多い外壁面や経年劣化の激しい外壁材には効果がないので、外壁の張り替え工事を実施したほうがいいでしょう。また、UVクリア塗装を弾く塗料が塗られていた場合もその上からは塗装できません。

 例えば、無機コーティング塗料、無機塗料、フッ素樹脂クリア塗装、コーティングされていない窯業系サイディングボード、光触媒や親水性機能のある塗料などが塗られていた場合は、その上からはUVクリア塗装ができないので注意しましょう。


UV塗料選びの注意点

 大手塗料メーカーのUV塗料が安心です。例えば、エスケー化研の「クリーンSDトップ」は、アクリルシリコン樹脂塗料です。大手のエスケー化研では、他にもシリコン樹脂の「セラミガード」、耐久性の高い「クリーンマイルドシリコン」などの塗料を販売しています。

 最大手の日本ペイントからは、「ピュアライドUVプロテクトクリアー」が人気です。フッ素系塗料がベースとなっており、防汚性に優れたセラミック成分を配合しています。この塗料には、紫外線吸収剤が含まれています。

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