湿気の多いところにシロアリが多いって本当?
建物内・住居内で湿気が多い場所にはシロアリが発生しやすくなる、と言われていますが、必ずしも湿気だけが原因ではありません。気密性の高くなった住居では、シロアリが好むものがそろっており、湿気以外にも餌となる紙や木材などがあるだけでもシロアリが棲みついてしまうことがあります。
今回は、シロアリと湿気の関係や湿気が多いとお住まいにどんな悪影響を及ぼすのか、などについて解説していきます。
湿気が多いとシロアリが多いのは事実
結論からいえば、湿気とシロアリの発生はそれほど強い関連性はないと考えていただいていいでしょう。シロアリは、風通しがよく、乾燥した場所にもいますし、湿気だけがシロアリが増える要因ではないからです。
シロアリをよく見かける時期が、梅雨の時期や夏の始め、秋の頃などの集中しているために、湿気とシロアリには何か関連性があるのでは?と考える方が多いのも事実でしょう。湿気は、シロアリの直接的な発生原因とは考えられていませんが、シロアリが好む環境です。
例えば、暗い場所で湿気が多く、餌となる湿気を含んだ柔らかい木材が存在するような床下には、シロアリが繁殖しやすくなっています。湿気が多い時期以外の季節に発生するシロアリは、居住環境がよくなり、屋内や床下が一年中快適な温度になったからと考えられています。
断熱材や床暖房など、人間が住みやすい環境なら、シロアリが棲みつき、いつ繁殖してもおかしくはない状況になっていると考えてください。
湿気だけではシロアリは防げない
湿気をなくし、風通しをよくしたとしてもシロアリの繁殖を防ぐことはできません。わざわざ換気扇を設置する工事を行う業者もあるようですが、湿気だけがシロアリの発生原因ではないので、注意したいところです。
それよりも、シロアリが好む餌を床下や木造家屋の近くに置かないようにしたほうがいいでしょう。シロアリは、湿気を含んだ木材、ダンボールなどを好んで食べます。乾燥した場所でも集団で移動する習性がありますので、油断しないようにしましょう。
念のため各種防湿対策を施す
屋内の湿気は、健康を害するカビ発生の原因にもなりますので、防湿対策は、シロアリ対策以外にも有効です。雨漏りが発生している場合は、すぐに修理し、湿気の原因を放置しないようにしてください。
建物を建てる前の対策にはなりますが、床下や建物周囲の水はけが悪い場合は、基礎に防湿コンクリートを使用したほうがいいでしょう。毎日の生活では、除湿器の使用や窓を外壁塗装を成功する秘訣は、良い業者を見つけること。外壁塗装で失敗したくない人必見!有名塗料メーカーにも認定されている御殿場市、裾野市、小山町の優良な外壁塗装業者を厳選して紹介しています。いつも開放し、風通しをよくするだけでも湿気対策になります。結露対策もお忘れなく、窓ガラス、サッシ、家具の配置などにも注意し、カビの発生を防ぐようにしましょう。
シロアリが発生しないようにシロアリ防除を業者に依頼
羽アリを見かけたら、シロアリ業者にシロアリ防除を依頼してください。シロアリ薬剤の使用は、お子さんやペットがいる環境では、人体や環境に優しい素材を使った製品に変えてもらうようにしてください。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。